◆全日本実業団対抗女子駅伝予選会(プリンセス駅伝) (19日・福岡県宗像ユリックス発着=6区間42・195キロ)

■激闘の足跡がずらり、日本代表の今大会成績【東京世界陸上】

 9月の東京世界選手権女子マラソンで7位入賞を果たした小林香菜(大塚製薬)が2番目に長い5区(10・4キロ)を走り、6人抜きでチームの全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)出場に貢献した。

 上位16チームまでが本戦出場権を得る中、小林は20位でたすきを受け取った。「団子状態で来ると聞いていた。その集団の選手を抜かして、クイーンズ圏内に持って行くことを目標に走った」。すぐに前の集団を抜き、前半はクラフティアの唐沢ゆりと並走で16位争いを展開。途中で唐沢に離される場面もあったが、後半で唐沢を抜き返した上でさらに順位を上げ、14位に浮上してアンカーにつないだ。大塚製薬は小林でクイーンズ駅伝出場圏内に入ると、最終的に10位に食い込んだ。

 区間2位の34分28秒でエースの役割を果たし、「現状の力を出し切ってクイーンズを勝ち取るところまで持っていけたことは安心している」と振り返った。昨年は3区(10・7キロ)で区間2位。2年連続2位で区間賞を逃し続け、「悔しいところがありつつも、自分らしいかなと少し思った。マラソンでは結果を出すことができているけど、駅伝で一発ドカンと区間賞を取れない。そこは難しい」と苦笑いも浮かべた。

 世界選手権は早大のランニングサークル出身という経歴でも注目を集めた。同選手権から1カ月で再びの快走。レース後は多くのファンからサインも求められ「まだまだ慣れない」と照れ笑いを浮かべた。今後はクイーンズ駅伝での活躍を目指すと同時に、2028年ロサンゼルス五輪の日本代表選考会として27年秋に実施される「グランドチャンピオンシップ(MGC)」への準備も進める。世界選手権の結果で出場権を得ており、「MGCに向けて丁寧に準備していきたい」と次のステージを見据えた。(伊藤瀬里加)

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